アダム・ロバーツ:G-Front関西、LGBTサークル

今学期、G-Front関西というLGBTのサークルに参加しています。G-Frontとは、1994年からずっとゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダー、つまり性的少数者に対する差別に対して戦って来たサークルで、毎月定例の会議が6つあります。「Men’s サロン」とは、ゲイの男性やサポートをしたい人が集まって、色々な話題について会話が出来る所で、毎月第1週の土曜日です。第4週の日曜日は「トランスサロン」、つまりトランスジェンダーの為の「Men’s サロン」みたいな活動です。読書会プロジェクト、サークル説明会なども定期的にあります。そして毎月1回「UP&UP」という会報誌を印刷していて、それを登録したメンバーに発送しています。

G-Frontのメンバーのプライバシーを守る為に場所は秘密ですが、大阪で活動をしています。毎週1回大阪へ行って、1つの活動に参加してみています。

誰と一緒に活動するかというと、これもプライバシーを守る為にはっきり伝えられないんですが、リーダーみたいな人と他のサークルの先輩の人と一緒に活動しています。他の人は説明会などに好奇心から来て、サークルに入るかどうか決める事もあります。私は参加する時、サークルの人と会ってLGBT、日常の事について会話が出来ます。そして会議の後時々(お金があれば)メンバーと一緒にレストランとかバーとかへ食べに行ったりします。

4 thoughts on “アダム・ロバーツ:G-Front関西、LGBTサークル

  1. 日本のLGBTのサークルにとって、プライバシーは大変大事なことですね。

    サークルの情報は誰でも見つけられます(ホームページとか)。けど、日常生活に、大抵メンバーは自分のセクシュアリティーは秘密で守ります。「カミングアウト」はあまりしませんね。多くの場合のアメリカのLGBTサークルと違って、日本では社会に影響するのは目的ではないそうです。

    ロバーツさんにとって、その考え方どうですか。そんな高いレベルのプライバシーを守るのは時々難しいですか。

    • まあ、確かにプライバシーは大切ですね。僕はメンバーと会う時、いつも会議中だし、その人の周りの人と会っていないし、あまり守りにくくないと思います。そしてアサーさんが書いたように、G-Frontなどの「日本系」のLGBTサークルはアメリカのサークルと大部違いますね。実は先学期同志社の秘密なサークルにちょっと参加しましたが、「日本系LGBTサークル」の目的が分からなくて、何かアクティブにしたかったから、そのサークルをやめました。しかし、「社会に影響するより性的少数者をサポートする事」と言う目的が分かってからもっと参加しやすくなりました。実は、サークルが社会をどんどん変えてほしいです。でもそれに邪魔する壁を認めて、サークルと一緒に働けるようになったと思います。

  2. 一度アダムさんと一緒にG-Front関西に言ったときは面白かったですね。
    たしかに、日本の社会にLGBTである人が認められていません。しかし、認められていないから、ある程度、自由ではないでしょうか。例えば、アメリカでは、親しい男友達はよく相手を触ったりするなら、すぐ「ゲイ」に思われるけど、日本の場合は、逆にとくに何も思われません。このような「利点」はどう思いますか?

    • いい質問を聞きましたね…確かにカミングアウトしたくない(または出来ない)場合で、こういう事は…「役に立つ」と言えるでしょうか?(笑)

      しかし、男友達の相手を触ったりする事出来ても、まだ自由に恋人と付き合ったり出来ないでしょう。そして家族を作りたい場合、政府だけではなく他の人にも認められていません。だからそのような「利点」はLGBTの人の立場を向上させていないと思います。

コメントは停止中です。