ライネキ・ガブリエル:お琴と京大合唱団

私は、先学期と一緒、井元先生の元でお琴を習っています。そして、今学期から京都大学の合唱団にも入っている。どちらも音楽に関しているのに、色々と違うものを経験させてくれてます。
お琴には生田流と山田流の二つの主な筝曲の流儀がありますが、井元先生が教えて下さっているのは生田流です。
お琴を弾く時、親指(1)・人差し指(2)・中指(3) の三つの指に「爪」と言うギター・ピックのような物をはめて、絃を爪弾きます。二つの流儀の第一違いはこの爪の形なのです。私が習っている生田流では、爪が四角い爪で、山田流のは丸い爪です。もう一つの違いは、山田流では、お琴に対して真っ直ぐに座って弾くものの、生田流では斜めに座るのです。
お琴には十三の絃があるのですが、自分から一番遠い絃から順番に一から十三まで数えます。けれども、お琴の楽譜は音符の代わりに漢字の数字で書いてあるため、二つの字を使う「十一」「十二」「十三」の絃は別名で呼ばれるようになりました。十一本の糸は「斗(ト)」と呼んで、十二本のは「為(イ)」で、十三本のは「巾(キン)」となっています。
お琴を習うとともに、日本の芸術に関する文化のことも、日本の常識についても、少しづつ習って来ている感じがします。師匠との正しい接し方、身でものを覚えること、近所の付き合い、そして勿論、日本の伝統的な音楽などを徐々に学んで来てます。
一方で、京大の合唱団は一応大学のサークルだし、皆が大体私と同じ歳なので、団内の人間関係はお琴の場合とは随分違います。合唱団の皆さんは勿論私の先輩ですが、仲間として受け入れてくれた日から、私の事を本物のソプラノのメンバーの一員として扱ってくれてます。敬語の代わりにくだけた話し方を使いますし、練習中でも、その外でも、友達同士が音楽を楽しむために集まっている感じがします。

習っている音楽も練習の行い方も随分違うんですけど、やっぱり一番異なっている点は人間関係だと思います。どちらの場合も得点があると思いますし、どちらも同時に経験できることが本当に有難く思ってます。

2 thoughts on “ライネキ・ガブリエル:お琴と京大合唱団

  1. 「音楽」という共通項はありますが、全く異なる環境でCIPをしているんですね。琴の練習では礼儀作法も習っているんでしょうか。何か大変だったことはありますか。私は去年京大合唱団のコンサートに行ったのですが、とても素晴らしかったです。ガブリさんもコンサートに出る予定はありますか。

    • コメント、有り難うございます!^^

      礼儀作法とは言え、殆どは「井本流」の行儀かも知れないのですが、確かに習ってることは習ってますね。習い始めた頃、一番大変だったのは挨拶などの順番を覚えることでした。あと、先生は結構話の長い方なので、いつ、どう反応すればいいかというのも少し分かりにくかったですかね。本当に色々と良い練習になりました^^

      あいにく、今学期の合唱団のコンサートはKCJSが終了してから行うことになっているので、参加することは出来ないのですが、練習には行き続きます。一応、皆さんと一緒に歌える為にやってますから^^

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