ヒュー・タラ:KIXSや会話サークル、その2

秋学期の始まりにはCIPに対してどうすればよいのか分からなくて焦りましたが、結局KIXという国際交流サークルやEJKGという英語・日本語の会話グループに入ることが出来ました。この1学期、2つのサークルのおかげで、色々な経験が積めて、日本人の大学生の生活が理解できるようになったとは言わないまでも、少なくとも日本人との連絡やコミュニケーションのやり取りが上達した気がします。いずれにしても、サークルのミーティングやイベントで新しいことに気づいて、日本へ来る前には知らなかった2つのことが分かりました。

1つ目は日本人も遅刻することです。私は日本へ来る前に、「日本は電車が4時半ぐらいじゃなくて、4時33分に到着するというような、ものすごく細かい時刻表があって、最先端技術の国の典型だから、日本人が遅刻するわけがないだろう」という既成概念がありましたが、日本人との付き合いなどで、「やっぱり世界中のどこでも人間は遅刻する。同じ人間なんだ」と考えるようになってきました。実は、私は遅れがちなので、遅れたりしたら日本人をイライラさせてしまうかもしれないと焦ったのに、京都の公共交通に慣れてからだいたい問題なくいけます。逆に、遅刻する方は日本人でした。30分も連絡なしに遅刻した相手を根気良く待ったこともありましたが、「すごい忍耐力だな」と思いました。

2つ目は、日本人がアメリカ人に比べれると割とシャイだということです。やっぱり、性格というものは人によって異なりますが、全体的に比べると、日本人の方は割と恥ずかしいと感じやすいと思います。交流サークルで紅葉を見に行ったとき、日本人も外国人もいましたが、両方はあまり交流せず、仲間同士で固まった状態でした。違和感まではなかったけれど、自分の選択で国際交流サークルに入っているのに外国人と話さないというのは、恥ずかしがり屋でも変だと思いました。とはいえ、これはただ人見知りなだけかもしれません。会話サークルで話が盛り上がったら、私は日本人の相手が恥ずかしく感じると思わないのです。結局、留学生の私たちは外国人なので、交流するにはさまざまな超えにくいバリアーがあるのではないかと思っています。

最後に、CIPに参加することで、そうしないと理解できないことを一杯身につけてきました。あいにく国際的なサークルばかりに入っていて、もし普通のスポーツやアクティビティーに関するサークルに入っていたら、もっと学べたのにと少し後悔する一方、国際的なサークルで、1つの趣味だけではなくていろいろな趣味のある日本人、そして日本人だけではなくて世界中のあらゆるところからやってきた留学生、多種多様な人々と出会えて、大変嬉しく思っています。これからも、自分の知識や能力を伸ばすために、頑張っていきたいと思います。

One thought on “ヒュー・タラ:KIXSや会話サークル、その2

  1. (さすがタラちゃん、日本語で書いた。いつも面倒なことやるなー...)
    まず、「日本人は遅刻しない」という既成概念について、日本の電車は本当に時間どおりに着く一方、人がその電車に乗れるかどうかは他の問題です。(笑)やっぱり人間は人間ですね...タラちゃんは「忍耐力を持ち主」という人でしょう。いい人ですね。
    そして、「日本人は割とシャイ」という観察に賛成です。しかし、私の経験によると、一人の日本人に話し合ったら、他の日本人に紹介してくれたんです。でも、時々人と気が合わないから仕方がなくて、いつも話合いにくいです。タラちゃんは今学期いい経験をして、よかったですね。アメリカに帰る後、一緒に日本語で話しましょう!

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