サマンサ・リー:京大病院のボランティア

先学期CIPのために京都大学病院の「にこにこトマト」(にこトマ)」というボランティアのグループに入って、本当に楽しい経験をしたので、今学期も同じ活動を続けることにした。だから毎週木曜日に他の四人のKCJSの学生と京大病院に行く。にこトマというのは病気の子供の病院での生活をもっと楽しませるグループだ。他のボランティア達は皆女の人で、子供のために一所懸命がんばっているようだ。

毎週たいてい子供のためにボランティア達とカードを作るが、カードはいつもとてもきれいだと思う。そしてたいていカードといっしょにキャンデーを子供たちに配る。例えば、先学期ハロウィーンとクリスマスのカードを作った。にこトマはハロウィーンとクリスマスのイベントも行ったが、イベントはいつもとても楽しい。クリスマスカフェで子供達と子供達の家族にクレープやケーキといったお菓子をあげた。今学期、写真を整えたり、小児科のセクションのろうかを飾ったりした。今月の飾りのテーマは「にこトマの誕生日」なので、色々な過去のにこトマの活動の写真があった。そして今月の重要なイベントはバザーだから先週バザーのために皆さんと寄付された商品の値段を決めた。バザーで売るパスタソースはたった80円だけだから、絶対に買いたい。寄付された商品がいっぱいあって、コミュニティーは本当ににこトマを手伝っているようだ。

ジュリー・シー:ニコトマボランティア(京大病院)

私はCIPとして、京大病院のニコトマというグループでボランティアをしています。ニコトマは病気の子供たちのために色々な楽しい活動をするグループです。毎週違う活動があって、子供と遊んだり、ニコトマの人達を手伝ったりします。ニコトマのグループの人達はやさしくて、各活動に自分の心を使って努力をします。二月に子供のバレンタインチョコを作った時、チョコのふくろは全部手で作ったのですが、それは細かくて、きれいでした。

そのふくろを作りながら、私は他のボランティアの人たちと話しました。KCJSから来ている学生がたくさんいたから、私たちの出身とか大学などの質問をされました。それから、日本とアメリカの違いも話しました。ボランティアに来る人は週によって違うから、毎回新しい人に会って、自己紹介をしました。大人の人以外に、同志社女子大学と京大から来る学生と一緒にボランティアをしています。それから、子供と遊ぶ時は、簡単な日本語でもいいです。言葉が上手に話せるより、笑顔でいることが大切だと気がつきました。

ニコトマの人たちに聞かれた質問の中で一番難しかったのは「どうして日本に来て、日本語を勉強したいと思ったんですか」という質問です。その質問をされると、いつもあいまいな答えしかできません。色々な理由があるから、はっきり言うことが出来ないのです。けれども、はっきりしていることは日本に来て、たくさん経験したいということで、もちろんニコトマは大切な経験だと思います。

ナターシャ・ガリン:京大合唱団(コーラス)

私は今学期も「京大合唱団」というCIPを続けています。先月私はKCJS5人の京都大学合唱団(がっしょうだん、コーラス)の希望者を手伝って、メンバーになれるように合唱団の仲間に連絡して、アルト3人で、全部5人を新人として合唱団に追加しました。その合唱団は京大のキャンパスの吉田寮の隣の「BOX」というすごく古くて大きい建物で練習します。まだ冬なのせいで、寒くてたまに大変だけどみんなはがんばっています。女声の練習は一週に二回で、男声のは週に三回です。その上、それぞれの練習は二時間以上なので、ちょっと時間がかかりますが、先学期みたいに楽しいです。

合唱団が練習している歌は今学期日本語だけでよかったです。先学期は日本語もハンガリー語で書いてあったため、発音が難しかった。しかし、歌がきれいなので、私はかまいません。京大合唱団には約80人もメンバーがいるから、ちょっと人数が多いです。でも、私と同じ声域(せいいき)のアルトの女性たちはとても親切で、よく私を助けてくれるから、安心できます。そして今、私は経験があるので、KCJSのクラスメートに色々なことを教えなければならないけど、もっと仲間が来てくれてよかったです。

今学期だれがどの役をするかが変わったので、ちょっと未来へ走っているみたいですが、後任(こうにん)は上手だから、心配するやらなつかしくなるやらことありません。

私たちの発表会(コンサート)が4月の終わりにあります。帰国するまえにチャンスがあれば、よかったらぜひ見に来て下さい!

メラニー・ベリー:マンガミュージアム

私は京都国際マンガミュージアムでボランティアをしています。このミュージアムは2006年にマンガの歴史や文化を紹介して、お客さんが色々なマンガを読んで、研究できるように作られました。今ミュージアムがある建物は元々は小学校で、1929年に建設された建築物はとても面白いです。

私は毎週日曜日に英語で話す人向けのツアーします。ツアーの目的はミュージアムのことを紹介したり、建物とマンガの歴史を説明したりすることです。そして、日本人のお客さんに対しても行動のし方や質問の答え方を習います。

私はツアーの間にお客さんとたいてい英語で話しますが、ミュージアムの職員と日本語で話します。だから、色々な仕事場の表現の使い方を習わなくちゃいけません。行動のし方は時々分かりにくいですが、とても面白くて、いい経験だと思います。

デイビッド・グレケル:囲碁

ぼくのCIPは囲碁を打つことだ。囲碁というのは伝統的な日本のゲームだ。中国から来たが、日本でも人気だ。僕は三年前、アメリカで習った。打ち始めた時から、いつか日本で打ちたいと思っていた。アメリカで囲碁はそんなに人気じゃないから、日本に早く来たかった。しかし、今は春休みだから、大学のサークルはあまり活動ない。

運良く、京都の囲碁サロンは活動があった。からすまおいけに近いサロンに時々行く。毎週一回700円払って、サロンに入る。大半はお年寄りだが、いつも僕にやさしい。僕は若い外国人だから、いつもじろじろ見られる。でも、同志社の大学生もいて、友達になった。

囲碁を打つ時に、相手の年は重要じゃない。石を打つと、相手の性格が見える。終わったら、相手と試合について話すことは普通で、相手の日本語が分からないときも時々あるが、それほど困らない。

サロンには普通の人以外に、プロもいる。ちょっと高いが、プロと打つと、早く強くなる。あるプロと打ったことがある。とても強くて、その先生の忠告はとても役に立つ。囲碁の打ち方を習う以外に、打ち終わったらその先生と試合を勉強することは僕の日本語の勉強にもなっている。

シューイ・シャン:生け花

今京都で日本語と日本文化を勉強していますが、大学の授業以外の経験も大切だから、CIPで日本人の生活を体験しています。私のCIPは二つの活動です。まず、「京都研究会」という同志社大学の散策サークルに参加しています。しかし、二月と三月はほとんど春休みだから、毎週活動をするのは無理です。それで、三月末までは、毎週楽しい生け花のクラスをとっています。生け花の流派がいくつもあるけれど、私の先生が華道「嵯峨御流」の先生です。日によって学生の人数は違いますが、私が今まで会った学生は四人で、みんな三〜四十歳ぐらいの女性です。外国人の大学生はもちろん私だけです。

一時間のクラスで先生のもとに一つの生け花をします。生け花はかなり深い芸術だから、毎回お花と容器が前のと違って、たくさん習っています。習う型を説明するシートも先生からもらいます。さらに、クラスで使ったお花を家に持って帰って、もう一度生け花ができます。私はもともとお花が好きなので、とても楽しくしています。

アヌジ・パテル:認知神経科学の研究

僕の専門は認知神経科学ですが、これはどのように認知や心理などが脳から生み出せるかに関する学問です。もちろん、KCJSでは、これについての授業がとれませんが、日本にいる間、日本の研究制度も体験したかったので、CIPとして京都大学で行っている研究グループでボランティアをしようと思いました。

そこで、京大の認知情報学の船橋新太郎教授に連絡しました。船橋先生はサルを用いた研究をしていらっしゃいます。先生に研究所を見学させてもらい、実験を見せてもらいました。現在、サルの大脳(詳しく言うと前頭前皮質)に刺した電極で神経細胞の活動を記録していらっしゃいます。

まだ大学生だし、研修など受けていないので、データ解析しか出来ませんが、研究室に行くのは本当にいい機会だと思います。そして、先生や大学院生は優しいし、研究室にみんあ集まっているので、日本語でのお喋りも出来ます。ブラウン大学で、研究した事ありますが、アメリカでの研究と比べると、日本の研究はどう違うかに興味があります。

ヒラリー・フェンズ:料理教室

メグと私のCIPは料理教室です。時々、他のKCJSの学生も来ます。私たちのCIPは京都ウィングズで毎月1回あります。 料理教室はCIPの中でも安いオプションだと思います。千円しかかかりませんよ。

一月は一からうどんとチョコケーキの作り方で、二月はちらし寿司というひな祭りの特別な食べ物といちご大福の作り方です。

クラスでは、一時間作り方を聞いて、次の一時間で自分で作ります。残った時間でとなりの人とおしゃべりしながら、食べたり、皆に自己紹介をしたりします。 自己紹介は大切です。がんばって日本語で自己紹介をしようとしても、恥ずかしくて出来なかったら、皆さん簡単な英語がお分かになるので英語でも大丈夫です。でも、日本語の方がいいです。

来る人の中にはたくさん英語が練習したい人がいますが、教室ではあまり英語を話しません。外国人の 参加者の中で、半分は日本語を勉強している留学生で、他の半分はex-pats、つまり長いあいだ日本に住んでいる人でです。もし、ex-patsかあるいは留学生に分かりにくい言葉があったら、他の日本語を勉強している外国人がほんやくしてあげます。とてもいいシステムです。参加者の三分の一は外国人なのに、教室では90%日本語を使います。

料理教室は楽しくて、日本語の練習にもなります。日本語と料理についてもたくさん習っています。そしてもちろん一番大切なポイントは、私のCIPはすごくおいしいということです。

李恩飛:上京歴史ハウス

私は先学期からつづけて、上京歴史ハウスという町家で ボランティアをしています。今学期はまだ一回しか行っていないですが、本当に良い経験だと思います。私はまだ日本語も上手ではないし、町家についても良く知らないので、歴史ハウスに行っても、だいたい観光客のように ボランティアさんの説明を聞くことしか出来ないです。しかし、いつもおもしろい観察が出来るので毎週楽しみにしています。先日行ったときは私以外にほかの ボランティアも3人いました。その人たちは、京都に住んでいて、この都市の歴史についても町家についてもよく知っているので、ひまな時、町家に来て観光客に案内してあげていました。おもしろいことに、私が行くたび毎回違う ボランティアさんが来て、自分の知識を教えてくれました。そして、先学期のブログにも書いたように、毎回東京やら京都やら、いろいろな場所から来て、町家に興味を持っている観光客も多かったです。ボランティアさんたちも観光客も、個人的に京都という町に興味を持って週末にも町家まで来るのを見たら、どうして京都が世界的に有名なところか分かります。京都に来る前までは、この町はたぶん日本の政府が観光産業で経済を発展させるため宣伝しただけのことかもしれないと思っていました。もちろん日本史の中では千年以上の間日本の首都として大切なところでしたが、今でもこんなに世界から関心を持たれているのはマーケテングのせいだと思っていました。しかし、日本人が京都の有名な神社やお寺だけではなく、小さい町家にも来て関心を示しているのをみたら、私の考えが間違っていたことがわかりました。たぶん、京都の魅力は観光ガイドブックにある所や祭りだけではなく、心から京都を自慢して、京都について学んで、京都の知識を共有している人々ではないかと考えています。

ディアナ・スタネスク:茶道と太鼓

三年前から私は茶道に興味に持つようになったので、京都でも茶道を習い続けたかったです。それで、山科区の茶室で、毎月二、三回ほどレッスンを受けています。茶道教室では、先生の教示に沿って、一般的に三回ほど自分の手前を立てて、そして、他の茶道を習う人の練習も見ます。そのため、毎回その人の立てたお茶を飲まなければならないので、時々レッスンの後で全然寝ることができません。それに加えて、レッスンが一回で三時間ぐらいかかり、その時ずっと正座しなければならず、正座にまだ慣れていないので、レッスンが終わるまでに私の足のしびれがひきません。しかし、良い点といえば、他の人が茶道を立てながら、私は様々な和菓子を食べられることです。

茶道以外に、KCJSの同級生四人と北野天満宮の太鼓グループに参加してみました。女の人もいるし、男の人いるし、年齢を問わず、みんながんばっています。 まだ二回ほど練習に参加しただけですが、以前に太鼓の経験があまりなかったのでとても不安でした。しかし、同級生が私の事を励ましてくれて勇気づけられたので、ぜひ今後も太鼓を続けていきたいです。もうすでに歌を二つやってみましたが、結構難しかったと思います。時々時間がある時に、私よりも太鼓の経験があるKCJSの友達に教えてもらい、その後もたいてい私は一人で練習をします。近いうちに公演がありますが、私が参加できるかどうかはまだ分かりません。