私はアジア研究とモダンダンスの専攻なので、舞踏に興味を持ち始めた。毎週土曜日に二時間半の舞踏ワークショップに行く。今貂子という先生が1985年にIma Tenko + Kirazaという舞踏カンパニーを作った。暗黒舞踏はアングラの芸術なので、その存在を知らない人もたくさんいる。1966年に土方巽と大野一雄が第二次世界大戦への抗議を表すために、暗黒舞踏を確立した。土方は「イマジネーションと身体を結びつける回路の開発」という思想を教えた。舞踏は前衛的な形式から、色々なイメージを考えて、それを身体で表現する。そんな方法を今先生のワークショップで練習している。
最初に、筋肉を緩めて自分の身体の意識を見つけるために、様々な呼吸の練習をする。次は、立ち禅をする。手で空気を集めながら、身体が建物になる。身体の建物の窓を開けて、風が入ったり出たりするのを感じる。五分間、そのまま立っていると、身体の意識が強くなる。その後で、もう一つの意識の活動をする。空気をたくさん吸いたいから、身体が凹む形を作りながら、吸って、そしていきなり凸の形を作る。この身体の形から、ゆっくり下がって生卵の形を作る。生卵なので、壊れないように、丁寧に床に倒れなければならない。その後、一分ぐらいでまた立つ。立つ時に気をつけることは、足から頭までだんだん立つことだ。この二つの活動はすごく難しいが、自分のコントロール力が上がると思う。